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マス広告の役割と重要性

インターネット広告が急速な成長を見せています。事実インターネットの広告費がラジオを上回り、広告の枠組みを見直すべき時代が訪れたいわれています。それではマス広告がこのまま縮小し、消滅してしまうのかというと、それはあり得ない話です。
消費者は基本的には評価社会を必要としています。その消費活動なり、消費したものの価値、つまり商品に対する評価が存在しなければ満足しません。

メディア、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌の4大マス媒体は一方的なコミュニケーション手法ですが、一度に多くの消費者に情報を伝達できることができ、製品やサービスの認知を獲得するのに大きな効果をもたらすことができる媒体です。一方「ONE to ONE」のメディアであるインターネットにはそのパワーはありません。将来においても、マス広告は企業ブランドの認知度を高め 信頼性を構築するという重要な役割を担っているのです。

 

テレビ/テレビは幅広い情報伝達力を持つ万人メディア

マス4媒体の中では年齢、性別を問わず圧倒的な視聴者がおり、幅広い影響力を持っています。
テレビ広告は訴求する時間帯を視聴者の生活パターンに合わせることで、ターゲットをセグメントできます。また出稿時期を短期間に集中して広告投下することにより、早期の広告認知獲得やキャンペーンにも適しているなど汎用性にすぐれた媒体でもあります。
テレビCMは番組の間に流す「タイム」と番組と番組の間に流れる「スポット」の2種類に分けられます。タイムは番組のイメージや質的評価がブランドの印象と結び付き、イメージや信頼感を形成することができます。スポットは期間や露出量、地域などを設定できるのでマーケティング計画に合わせて使う事が可能となります。
テレビは多チャンネル化、デジタル化の大きな変革期を迎え、今後は双方向のメディアとして、様々なサービスの出現が予測されます。

 

ラジオ/ラジオCMは生活に密着したパーソナルメディア

ラジオは生活に密着している媒体です。音のメディアということから、何かをしながら聴くという特徴を持ち、消費者の生活行動に密着した媒体となっています。例えば通勤時、車の運転中、自営業の方や小規模のオフィス、主婦や高齢者、勉強中の中高生に聴かれていたりするなど、特徴のある聴取者層が存在し、彼らが毎日、繰り返しラジオを聴いているというメディア特性があります。
最近では、FAXやインターネットなどを通した双方向性を意識して、リスナーの反応を取り込んだ番組作りをしている傾向が顕著です。
ラジオは媒体の規模としてはコンパクトで、全体のコストを低く抑えて使えるという特徴があります。広告主に対しても協力的で柔軟性があり、機動性に富んでいるのも大きな利点で、広告主のニーズに応じて様々な活用法を提案する事が可能です。

 

新聞/新聞広告は社会的信頼性・認知性の高いメディア
新聞は読売新聞が日本全国で1000万部を発行しているのを筆頭に、その媒体力と新聞が持つ信頼性をベースとし、大きな広告効果を一挙に獲得できることが可能です。しかしその反面、広告料金もそれに準じているためリスクを伴います。
新聞の中でも、各社それぞれの特徴や傾向があり、アプローチする商品や値ごろ感などで掲載すべき新聞が変わってきます。同じ商品、同じデザインで各新聞に掲載をしても、その広告効果が一致しないことがよくあります。また、新聞には掲載方法に様々な手段があり、さらにクライアントの業種によって掲載料金が違うという特殊性もありますので、その特性を見極める知識と経験はとても重要になってきます。新聞の読者は90%以上が定期購読者です。教育水準や経済水準が高く、情報収集から購買に至るまでのプロセスにおいて理性的な判断をする傾向が強いのが特徴です。

 

雑誌/雑誌広告は、ターゲットを絞り込むのに効果的なメディア

読者の年齢・性別・職業・趣味・ライフスタイルなどが共通していることが多く、 メッセージを伝えたい対象がはっきりしている場合、ターゲットを細かく絞った広告を行うのに、雑誌広告は有効な媒体だといえます。
また、雑誌はメディア広告のなかでも、商品情報を詳しく知ることのができ、 テレビや新聞広告が一過性の高いものであるのに対して、雑誌は回読性や保存性が高いのも特徴の一つです。
雑誌は星の数程の種類が発行されており、アプローチする商品のターゲットとなる読者が見る雑誌はいくつもあり、その選択はとても重要になります。さらに重要なのは、雑誌の編集内容、特に特集内容を上手に利用することです。ページ数の多さも雑誌の特性なので、目に留める様な展開が大切です。ただ、近年雑誌の種類の増加や、インターネット市場に影響を受け、媒体力の低下を余儀なくされている雑誌もあり、その見極めもポイントなります。新聞同様、以上のことを的確に判断するにはその経験と実績が必要です。